8月のメモワール (1994) : The War

12歳の双子の姉弟が貧困や人種差別など様々な困難に立ち向かい、悲惨な戦争体験を持つ父親から真の戦いとは何かを学んで成長する姿を通して、人間の愛や勇気、家族の絆をうたい上げた感動作。監督はジョン・アヴネット、脚本は本作がデビューとなるキャシー・マクウォーター。。撮影はジェフリー・シンプソン、音楽はトーマス・ニューマン、美術はクリスティー・ジーが担当。

監督:ジョン・アヴネット
主演:イライジャ・ウッド、レキシー・ランドール、ケヴィン・コスナー、メア・ウィニンガム、レイナー・スカイン、クリスティン・バランスキー

8月のメモワール (1994)のあらすじ

70年8月、ミシシッピー州。ヴェトナム帰還兵のスティーヴン(ケヴィン・コスナー)は、戦場で精神に深い傷を負っていた。トレーラーハウスに住む一家の家計は貧しく、リディア(レキシー・ランドール)とステュ(イライジャ・ウッド)の双子の姉弟は、母ロイス(メア・ウィニンガム)とともに苦しい生活を送っている。姉弟は森の大きな樫の木にツリーハウスを作ることを計画、それぞれ仲のいい友達と別々に材料を探し始めた。ステュはリプニッキ家のガラクタ置場に目を付けるが、リプニッキ家の6人兄弟にいじめられた。スティーヴンはそんな息子に、「我慢を忘れると一生後悔することになる」と言った。その夜、両親の夫婦仲を案ずる娘の願いを聞き入れ、スティーヴンはロイスと昔のように踊った。やがて、精神科で治療を受けていることが分かって、スティーヴンは小学校の職を失う。彼は抵当流れで銀行が売りに出した家を手に入れようと、少々危険だが高賃金の石切り場の仕事に就く。ロイスを驚かせようと、家の件はステュとの秘密だった。父はまたすぐクビになると言うリディアを、ロイスは非難は許さないと強く言ってきかせた。反省したリディアはその夜、父と言葉を交わし、「父さんが年をとって死んだら、天使になって私を見守って」と言う。例の家の競売に出掛けたスティーヴンとステュは、些細なことからリプニッキの父(レイナー・スカイン)に絡まれた。スティーヴンは争いを避けようとするが、ステュの身に危険が及んだことからリプニッキを殴って息子に謝らせ、彼を罵ったステュにも謝罪させた。彼は息子に、重症を負った親友をやむをえず戦場に置き去りにした体験を告白し、「自分自身と国を許そうと努力した」と語った。一方、リディアは学校で、黒人の友達エルヴァディン(ラトーヤ・チスホルム)に差別的な態度を取った担任のストラップフォード(クリスティン・バランスキー)に激しく抗議した。そんなある日、同僚のモー(ブルース・A・ヤング)を助けようとして、スティーヴンが石切り場で重症を負った。家族の願いも虚しく、彼は数日後に世を去った。しばらくして、ツリーハウスがリプニッキ兄弟に占領された。ステュたちは様々な攻撃を仕掛けて反撃するが、子供たちの争いはいつしか本物の戦場にダブって見えた。リプニッキ家の末っ子ビリーが、古びた給水塔に落ちて溺れた。ステュとリディアはいさかいも忘れて必死に救出、息を吹き返したビリーは、「天使を見たよ」と言った。子供たちがツリーハウスに飽きた頃、銀行の管財人が、スティーヴンが例の家を落札したと告げた。家はおんぼろだったが、新しい生活にはやっと幸福の予感が。リディアは学校の作文の時間に、父が残してくれた夏の思い出を誇らしげに朗読した。

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