ポストマン (1997) : The Postman

荒廃した近未来のアメリカを舞台に、人々に希望をもたらす郵便配達人(ポストマン)の姿を描いたアクション・ロマン大作。監督・主演はヴィン・コスナーで、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」に次ぐ7年ぶりの監督第2作。脚本はデイヴィッド・ブリンの同名小説(邦訳・ハヤカワ文庫)を基に、エリック・ロスとブライアン・ヘルゲランドの共同。撮影はスティーヴ・ウィンダン。音楽はジェームズ・ニュートン・ハワード。美術はアイダ・ランダム。編集はピーター・ボイル。

監督:ケビン・コスナー
出演:ケビン・コスナー、ウィル・パットン、オリヴィア・ウィリアムス、ラレンツ・テイト、ジェームズ・ルッソ、トム・ペティ

ポストマン (1997)のストーリー

2013年。世界戦争後、荒廃したアメリカ。無政府状態で生き残った人々は、近隣と連絡も取れないまま、独裁的な指導者ベスリヘム将軍(ウィル・パットン)の支配下にあるホルニスト集団と呼ばれるテロ集団に脅えながら暮らしていた。そんなある日、ホルニスト集団からシェイクスピアと呼ばれる流れ者(ケヴィン・コスナー)が脱走。彼は偶然見つけた、かつて存在した郵便配達夫ポストマンと名乗ってパインヴューという集落を訪れ、公務員として食事と宿泊場所を求めた。やがて手紙を各地に持ち運ぶ彼の存在は、ポストマンを尊敬して接近してきた青年フォード(ラレンツ・テイト)らによって神格化され、新たな秩序ある新世界の建設を願う人々に希望を与えるようになった。偽りではじめた行為が思いも寄らぬ展開を見せてとまどうポストマンだが、彼の子を宿した女性アビー(オリヴィア・ウィリアムズ)の励ましもあって、やがて各地で次々に増え続けたポストマンのリーダーとなり、ホルニスト集団の対抗勢力となる。かくして、ポストマンはフォードを人質にとって彼に対決を挑んできたベスリヘムと一騎打ちで戦い、勝利を収め、新たな世界の指導者となった。その数十年後。秩序を取り戻した新世界でポストマンの銅像の除幕式が彼の娘によって執り行われるのだった。

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