国防長官の愛人だった恋人が殺され、その濡れ衣をきせられた男の孤独な戦いを描いたサスペンス。監督はロジャー・ドナルドソン、ケネス・フィアリングの原作(『大時計』ハヤカワミステリ文庫)をロバート・ガーランドが脚色化、撮影はジョン・オルコット、音楽はモーリス・ジャールが担当。
監督:ロジャー・ドナルドソン
出演:ケビン・コスナー、ジーン・ハックマン、ショーン・ヤング、ウィル・パットン
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追いつめられて (1987)のストーリー
海軍将校トム・ファレル(ケヴィン・コスナー)は、国防長官デイヴィッド・ブライス(ジーン・ハックマン)の秘書である友人、スコット・プリチャード(ウィル・パットン)の招きで長官の就任舞踏会に出かけた。そして会場で美しい女性スーザン・アットウェル(ショーン・ヤング)と出逢い、恋に落ちる。フィリピンで勇敢に任務を果たしたファレルは、英雄として新聞に載る。数日後、ワシントンに戻ったファレルは、記事を見たブライスの直属のスタッフとなる。スーザンとの再会。が、スーザンにはファレルと会う以前から愛人がいた。それはブライスだった。ある週末、ファレルとスーザンはドライヴに出かけた。愛を確かめ合う2人。スーザンの部屋に帰った2人は、突然、ブライスの訪問を受ける。スーザンとの押問答の末、ファレルは裏窓から外へ。ブライスは、ファレルの影に気付いた。嫉妬に狂ったブライスは、スーザンを2階から突き落とす。混乱するブライスは、プリチャードに助けを求めた。プリチャードは、スーザンはもう1人の恋人に殺された、その男はソ連のスパイで、国家安全のため48時間以内に抹殺、という筋書きを考え出す。翌朝、ブライスとプリチャードは犯人の調査をファレルに依頼した。スーザンの死を知るファレル。ブライスとスーザンの接点になる材料は消された。スーザンの部屋で発見された不鮮明なファレルの写真も、重要証拠として提出された。ファレルを狙って巨大な組織が動き出したのだ。ファレルは、作業の指揮者で友人のサム(ジョージ・ズンザ)に身の潔白を告白。作業を遅らせた。サムから真相を聞いたプリチャードは、サムを射殺した。追いつめられたファレルは、宝石箱のデータをブライスに突きつけた。背後には、プリチャード、3人の男のそれぞれの思惑がからみ合う。が、海軍少佐トム・ファレル--彼は、大きな秘密を持っていた。
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